フリーズドライ過程観察用真空冷却加熱ステージ

-190~125℃

フリーズドライ顕微鏡はこちらです。
凍結・昇華、その後コラプスに至るまでを観察・測定できる本装置は、コラプス温度をリアルタイムに光学顕微鏡観察でき、フリーズドライ過程の温度プログラムの検討を詳細に行うことができます。

  • 特徴
  • ラインナップ
  • プログラマー
  • ソフトウェア
    (オプション)

特徴PECULIARITY

必要な試料はわずかです

貴重な試料を無駄にすることなく、1回の試験で2μL程度のサンプル量で凍結過程から乾燥、コラプスまでの一連の過程を観察することができます。

観察中に試料移動ができます

乾燥過程では乾燥前線は温度と共に動くので、前線を追う必要があります。
FDCS-08は乾燥過程でも試料をXYに移動できる機構があり、コラプス温度に達する瞬間まで注目すべき観察場所を追うことができます。

プログラム制御ができます

凍結までの温度プログラムも乾燥過程のプログラムも自由に組むことができるので、未知のサンプルに対しても様々なプログラムで試験を実施し、最適なプログラムを見つけることができます。

お持ちの顕微鏡を使うことができます

普段は通常の光学顕微鏡として使用し、必要に応じてFDCS-08を取り付けることで、すぐにフリーズドライ顕微鏡としてお使い頂くことができます。

ラインナップLINE UP

型式FDCS-08 温度範囲-190~125℃

・試料サイズ 直径16mm×厚さ1.5mm(MAX)
・到達真空度 10Pa

プログラマーPROGRAMMER

直感的に使用できるタッチパネル式の操作盤を採用

タッチパネル式の操作パネルは、初めて使用する方も簡単な方法で温度プログラムを作成することができ、細かい設定や調整は必要ありません。

プログラム実行中にいつでも設定変更を行うことができます

加熱冷却前に組んだプログラムを実行中に条件を変更したい際はいつでもプログラムを変更することができます。
また、試料の変化状況によって昇降温速度・設定温度・保持時間を変更することができます。

1台のプログラマーで様々なステージと共通で使用できます

ステップ状のプログラムを100Rampまで作成できます

実行するRamp範囲を設定し、繰り返すことができます

アラーム機能を使えばホールド開始時等に音で知らせます

ソフトウェア(オプション)SOFTWARE

操作はプログラマーと同じデザインです

直感的に使用できるデザインですぐに慣れて頂くことができます。

任意の間隔で温度記録できます

試験内容と試験時間から最適な記録間隔を選択し、記録した情報はエクセルへ変換することができます。

グラフ表示が可能です

加熱・冷却過程をはじめ、真空度等はグラフ表示され視覚的に状況を把握することができます。

外部から制御できる利点があります

放射光施設等で使用する際にサービスポートよりUSBケーブルのみをハッチの外へ伸ばして、試料設置後はPCより制御でき便利です。

加熱冷却ステージを使用した際に最適なカメラを選定しています

透過、反射、明視野、偏光、位相差観察に適したカメラを選定しています。

各Rampごとに画像記録設定ができます

記録間隔は各Rampごとに設定でき、注目する温度域は細かく、ラフに加熱冷却する際は撮り込み間隔を空けることができます。

測定結果はグラフ表示やサムネイル表示できます

測定結果はグラフ表示され、注目箇所をクリックすると撮影画像が表示されます。
また、サムネイル表示により分割表示させることができます。

計測機能を備えています

記録画像を使用し、2点間距離や面積等の計測機能があります。

ラインナップ

上)画像記録ソフトウェア 1006DV
下)温度制御ソフト