顕微鏡用真空冷却加熱ステージ

室温~350℃/-190~350℃

試料室を真空雰囲気で使用できる本製品は、光学顕微鏡やラマン顕微鏡を加工することなく据え付けることが出来ます。

  • 特徴
  • ラインナップ
  • プログラマー
  • ソフトウェア
    (オプション)

特徴PECULIARITY

真空雰囲気での使い勝手を考慮して制作されたステージ部は観察中にサンプルを手動で移動できる機能を備えており、サンプルが動いてしまった際もツマミを回して元の観察場所へ戻すことができます。
顕微鏡は既存の顕微鏡を使用することができますので普段は光学顕微鏡やラマン顕微鏡として使用し、必要なときに顕微鏡のステージに載せるのみで使用できます。

抜群の温度安定性

想定した通りに動作するのは爽快で、もはや温度プログラムを検討する際にオーバーシュートを考慮する必要はありません。

サンプルに前処理は必要ありません

サンプルは熱セルに載せるのみで、サンプルを目的の温度まで冷却加熱を行うことができます。

ドライポンプでクリーンな真空雰囲気です

標準でドライポンプを組み合わせており、メンテナンスフリーでお使い頂くことができます。

幅広い昇降温速度設定を行うことができます

0.01℃~30℃/minの間で自在に加熱冷却速度を変更することができ、使用用途を大幅に拡げることが可能です。

観察・透過窓は簡単に交換できます

観察窓や透過窓は、あらゆる用途に対応できる様に専用冶具を使用して簡単に取り外しと取り付けが可能です。
また、直径22㎜×厚さ1㎜以下の窓材を用意することで標準の硬質硝子から石英板等へ交換できます。

ラインナップLINE UP

型式10086 温度範囲室温~350℃

・試料サイズ 直径16㎜×厚さ1.5㎜
・温度精度は±0.05℃

型式10086L 温度範囲-190~350℃

・試料サイズ 直径16㎜×厚さ1.5㎜
・透過、反射どちらでも使用可能

プログラマーPROGRAMMER

直感的に使用できるタッチパネル式の操作盤を採用

タッチパネル式の操作パネルは、初めて使用する方も簡単な方法で温度プログラムを作成することができ、細かい設定や調整は必要ありません。

プログラム実行中にいつでも設定変更を行うことができます

加熱冷却前に組んだプログラムを実行中に条件を変更したい際はいつでもプログラムを変更することができます。
また、試料の変化状況によって昇降温速度・設定温度・保持時間を変更することができます。

1台のプログラマーで様々なステージと共通で使用できます

ステップ状のプログラムを100Rampまで作成できます

実行するRamp範囲を設定し、繰り返すことができます

アラーム機能を使えばホールド開始時等に音で知らせます

ソフトウェア(オプション)SOFTWARE

操作はプログラマーと同じデザインです

直感的に使用できるデザインですぐに慣れて頂くことができます。

任意の間隔で温度記録できます

試験内容と試験時間から最適な記録間隔を選択し、記録した情報はエクセルへ変換することができます。

グラフ表示が可能です

加熱・冷却過程をはじめ、真空度等はグラフ表示され視覚的に状況を把握することができます。

外部から制御できる利点があります

放射光施設等で使用する際にサービスポートよりUSBケーブルのみをハッチの外へ伸ばして、試料設置後はPCより制御でき便利です。

加熱冷却ステージを使用した際に最適なカメラを選定しています

透過、反射、明視野、偏光、位相差観察に適したカメラを選定しています。

各Rampごとに画像記録設定ができます

記録間隔は各Rampごとに設定でき、注目する温度域は細かく、ラフに加熱冷却する際は撮り込み間隔を空けることができます。

測定結果はグラフ表示やサムネイル表示できます

測定結果はグラフ表示され、注目箇所をクリックすると撮影画像が表示されます。
また、サムネイル表示により分割表示させることができます。

計測機能を備えています

記録画像を使用し、2点間距離や面積等の計測機能があります。

ラインナップ

上)画像記録ソフトウェア 1006DV
下)温度制御ソフト